Linuxを入れたMacBookAirで英数/かなキーで入力の切替えをする

fedoraで、英数とかなを切替えるときは  Super+Space で切替えるのですが、実際に切替える手順を細かく見てみると以下のようになるのでかなりイラついていました。

  1. Super+Space を押す
    → スペースが入力される
  2. もう一度Space を押す
    → 英数/かな の切替えメニューが画面中央に表示されて切り替わる

今回は、MacBook Airのキーボードについている「英数」キーと「かな」キーを使って普通に英数とかなの切り替えができるようにします。また、設定する上で入力に関して少し詳しく調べてたことを以下にまとめておきます。

そもそも インプットメソッド (IM)ってなんだろう?

キーボードやマウスの操作を入力として受け取る OS のコンポーネントの1つで、アルファベットや数字以外のたくさんの記号や文字、つまり漢字やかなが入り混じっている日本語とか、漢字だらけの中国語とか、ハングルの韓国語とかとかを入力できるようにするものらしい。
だから英数の入力が直接入力というのか。そのときIMは使われていないってことだよね。

で、 IM に実際に組み込んで使っているのが、日本語入力システム( google日本語入力,ATOK,libkkc...etc)とか中国語入力システムとかで、これらが日本語の入力をできるようにしてくれてる。みんながよく言っているIMEというのは、厳密には、この日本語入力システムのことを指しているみたい。

fedoraのIM

英数/かな の切換えは IM でやってるということが分かった。それで、IMにもいくつか種類があるらしい。fedora の IM はiBus。とりあえず以下の通りバージョンを確認してみた。



切替え方法の変更


今の環境だと、かな入力にはlibkkcが使われています。そして、英数とかな の切替え方法には、2通りの方法があることがわかりました。

ibusの設定で切替えるlibkkcの設定で切替える
動作の違いlibkkc自体のon/offを切替えるlibkkcが直接入力にしたり日本語入力にしたりする
キーの割り当て切替えがトグル式なので「半角/全角」キーなどへの割り当てが適当「英数」と「かな」キーそれぞれに目的の切替えを割り当てられる



  1. ibusの設定で切替える

    ターミナルで以下のコマンドを実行し、ibusの設定画面を開きます。
    >ibus-setup


    「無効」となっているところをクリックしたらキーを登録できます。


  2. 日本語入力システム(libkkc)で切替える

    libkkcのpreferencesを開きます。




    「ひらがな」の行を選択し、コマンドに「直接入力モードに変更」を指定して追加ボタンを押します。


    先程選択したコマンドが一覧に追加されるので、それをクリックし「直接入力」へ切替えるキーを登録します。

    同様にして、かな入力に切替えるキーも登録します。


macbook airの「英数」キーと「かな」キー

私が使用しているノートは macbook airなので、「英数」キーと「かな」キーがあるわけですが、以下のコマンドでどういう入力として認識されているのか調べてみました。

>xev

………???

キー割り当てのときにHangulとか出てきたので始めて見た時にビックリしたんですが、ハングル用のキーとして認識されているんですね…。

以上


参考
Input method - Wikipedia
IMの概念がわかりやすいです
Input Method : e-words
IMと日本語入力システムの関係がわかりやすいです
YOHGAKI'S BLOG
MacOSと同じように切替える設定方法が説明されています。また、受け付けたキーがHangulである理由についても書かれています。