tabを押すとキャンバスのみの全画面表示になるので、広い画面で気持ち良く絵が描けます。このとき快適に描くための設定を考えてみました。ファイルを開いていないと以降説明する操作はできないので注意してください☝
この設定は、下書きからペン入までを想定しています。今回はポップアップパレットの設定について、次回はワークスペースの設定について書くつもりです。

目的に合ったワークスペースでkritaをもっと使いやすく
ツールボックスやドッキングパネルを好みの配置にして、作業しやすい環境を作ってみます。
ポップアップパレットの開き方
kritaでは、右クリックでポップアップパレットが開くようになっています。
キャンバスのみの表示で、ブラシの変更や色の変更をしたくなったときに利用すると便利なので設定します。
私はペンタブのペンについているボタンのうち、上ボタンに右クリックを割り当ててポップアップパレットが開くようにしました。下ボタンには人差し指の付け根の部分が当たって、ちょくちょく誤って押してしまうので何も割り当てていません…💦
ポップアップパレットを表示するとサークルの中央にカラーパレット(と選択した色の履歴)が表示され、それを取り囲むようにブラシが表示されます。右下にある小さなタグマークのアイコンからブラシのプリセットを選択して、自分が使いたいブラシのセットを表示します。
ブラシプリセットの登録
私はこれまでデフォルトで用意されているプリセットをそのまま使っていましたが、下書きやペン入れをするときに使うブラシはGペンと消しゴムのみなので、今回はその2つだけを登録したプリセットを新しく用意してみたいと思います。
ブラシプリセットのパネルで、赤く囲ったところを押して新しいタグの名前を入力します。私は“My Ink”としました。+ボタンを押してこのタグを登録します。
左のプルダウンメニューを開くと、今追加したタグが登録されているのが確認できます。このタグを選択すると未だブラシにタグ付けしていないので何も表示されません。Gペンと消しゴムにタグ付けするため、プルダウンメニューからinkを選択してブラシを表示します。Gペンのアイコン上で右クリックし、“Assign to tag”をフォーカスすると先程登録した“My Ink”タグが出てくるので選択します。消しゴムも同じ要領でタグ付けします。
これでブラシプリセット“My Ink”を選択すると、Gペンと消しゴムが表示されるようにまりました。ポップアップパレットのタグマークのアイコンを押して呼び出すことができます。パレットに表示するブラシの数を増やすには
プリセットに登録したブラシが多くてポップアップパレットに表示しきれないときは、kritaの設定から表示数を変更できます。Settings>Configure krita>General>Miscellaneousタブ>Number of Palette Presetsの欄の数字を変更します。
キャンバスの操作
ポップアップパレットの下に表示されているアイコンは、キャンバスの操作をするものです。左から順に、左右反転、キャンバスのみの表示の切替え、100%の表示サイズ、ズーム用のスライダーです。
また、サークルの上にある丸ポチをサークルに沿ってドラッグすると、その方向にキャンバスが回転します。
参考
Layers docker in canvas mode.
Pop-up Palette