きれいに並べてレイアウトにこだわりたい!kritaのグリッドを使う

pptやexcelに使い慣れていると、ペイントソフトを使っていてもグリッドを表示したくなる瞬間がありませんか?

大丈夫!kritaでも表示できます🤗

下の記事で作成した猫のアルバムは、グリッド機能を利用して作成しました。よかったらご覧ください♪

お家に子猫がやってきた!

昨年から応募し続けていた保護猫の施設から、ついに子猫がやってきました。

さて、グリッドを表示してみましょう。キーボードで“G”のキーを押します。
表示されないときは、上のメニューから “表示>グリッドを表示”を選択します。



次に、グリッドの間隔を調整するためにパネルを表示します。
上のメニューから 設定>ドッキングパネル>グリッドと基準線 を選択します。



グリッドと基準線のパネルを表示したので、各項目を確認していきましょう。

グリッドと基準線の詳細

グリッドにスナップ

「グリッドにスナップ」にチェックを入れると、グリッドに沿って図を移動させたり描いたりできるようになります。グリッドに沿ってポコポコと動く挙動になります。

タイプ

「タイプ」で方眼紙の目のタイプが“矩形”と“等角投影”の2種類から選べます。等角投影の場合は、スナップ機能は使えなくなるので注意です。



間隔

「X方向の間隔」「Y方向の間隔」で、それぞれマス目の横幅と縦幅を指定します。これは主線(実線)から副線(破線)までの間隔になります。


スタイル

「主線のスタイル」「副線のスタイル」で線の種類や色を変更できるので、自分の場合はレイアウトしていてグリッドが見にくいときにここで色をちょこっと変更したりしています。


基準線のタブはグリッドに関係ないので特に言及しません。
以降は自分がはまったことのメモになります。

「グリッドにスナップ」にチェックを入れたのに、ブラシで描いてもスナップが効かない!壊れてるの?

私も始め勘違いしていたのですが、ブラシにスナップは効きません。
スナップが効くのは、図形を描くツールで描画するときや、既に配置されている絵や文字、写真を移動ツールで移動させるときだけです。
ブラシにスナップをかけたいときは、補助線ツールを利用します。

移動ツールで移動させると方眼紙の線と合わせたいのに微妙にズレる!壊れてるの?

「グリッドにスナップ」にチェックを入れて図をグリッドに沿って動かしたとき、なんか方眼紙の線と微妙にズレる。微調整したいなぁ…というときにどうしたらいいんでしょう。

移動ツールを選択して、ツールオプションにある、MoveShortcutを利用します。
MoveShortcutの「量」の項目に値を設定すると、方向キーを押したときにその分だけ移動ができるようになります。

「Multiplier」の項目に値を設定すると、Shiftを押しながら方向キーを押したときに「量」の値にここで設定した値が掛け算されて移動するようになります。

下の画像の例では、方向キーを押したときに図形が1px移動し、Shift+方向キーを押したときは図形が100px移動するように設定してみました。



方眼紙が中途半端なところから始まっている。表示位置をなんとかしたい。

グリッドのタブの「グリッドのオフセット」にチェックを入れて表示位置を指定できます。
キャンバス左上から何pxの位置で表示し始めるのか、座標を入力します。

下の画像の例では、x方向とy方向どちらも120pxずれたところを基準にグリッドが始まるようになっていました。

xとyに0pxを設定し直して、グリッドがキャンバスの左上からきちんと始まるようにしました。

参考

Grids and Guides Docker