TigerVNCを使ってFire HD 8をPCのサブディスプレイにするための設定方法

動画を見ながらメモを取ったりだとか、複数の窓を開いて作業をすることが最近増えてきました。macbook air の画面だとちょっと狭いから追加でディスプレイが欲しいな…🙄


ということで、普段使っているFire HD 8をサブディスプレイに使えないか試してみました。結構前に本とか動画を見る程度の用途として購入したので、あまり良いものではないのですが…🤔

結論から言うと、今回は思ったような設定はできませんでした。
Fire HD 8をサブディスプレイにしてPCと画面を共有し、ウィンドウを行き来できるようにしたかったのですができず。それぞれが独立した画面になりした。

また、Fireタブのほうには入力が何もできない状態となっています。
画面共有や入力の設定が別途必要なのでしょうが、面倒臭い感じがしているのでここで一旦打ち切りました。


別途、VirtScreenというアプリを使って実現できたので、そちらは次の記事でまとめたいと思います。

以降はVNCサーバを設定して、Fireタブから接続するまでをまとめたものになります。

セキュリティ対策

その前に、ちょっと怖いので我が家のセキュリティを見直しました。

ルータの管理用のパスワードがきちんと設定されていることと、
外からのリモート接続はできないように設定。

これから使う5901番のポートが閉じられていることも確認して、外からは接続できないように設定しました。

📕遠隔操作パソコンウィルス対策 ポートを閉じる

📕VNCセキュリティ

VNCサーバの設定

TigerVNCをインストールして↓こちらの手順を参考に設定しました。

📕TigerVNC
[root@localhost ~]# dnf install tigervnc-server
ファイルをコピーしてExecStartのユーザー名を自分のものに書き換えます。
[root@localhost ~]# cp /lib/systemd/system/vncserver@.service /etc/systemd/system/vncserver@.service
[root@localhost ~]# vim /etc/systemd/system/vncserver@.service

ExecStart=/usr/bin/vncserver_wrapper fukari %i

クライアントから接続するときのパスワードを設定します。
[fukari@localhost ~]$ vncpasswd
Password:
Verify:
Would you like to enter a view-only password (y/n)? n
ファイアウォールの設定を確認します。
[fukari@localhost ~]$ firewall-cmd --list-all

vncの接続を許可する設定を追加します。

permanentオプションを付けないとサーバを落としたときに設定が消えてしまうので付けます。
[root@localhost ~]# firewall-cmd --permanent --add-rich-rule='rule family="ipv4" source address="192.168.11.6" service name=vnc-server accept'
success
permanentオプションを付けると、reloadしないと追加した内容が反映されないようなのでreloadします。
[root@localhost ~]# firewall-cmd --reload
success
もう一度設定を確認してみると、ルールが追加されています。
[fukari@localhost ~]$ firewall-cmd --list-all
今開いているポートを確認。5901番が開いていないことがわかりました。
[root@localhost ~]# firewall-cmd --zone=public --list-ports 

同じ要領でポートを開き、reloadしてポートが開いたかを確認します。
[root@localhost ~]# firewall-cmd --permanent --zone=public --add-port=5901/tcp
success
[root@localhost ~]# firewall-cmd --reload
success
[root@localhost ~]# firewall-cmd --zone=public --list-ports 
5901/tcp
geometryにFire HD 8の解像度を設定します。
自分のホームディレクトリの.vncの中に設定ファイルがあります。
[fukari@localhost ~]$ vim .vnc/config
geometry=1270x720
rootに切り替えてサーバを起動します。
[root@localhost ~]# systemctl start vncserver@:1.service

クライアントの設定

Fireタブにvncクライアントをインストールします。

amazonアプリストアから、“VNC Client Free”というアプリをインストールして、接続情報を入力しました。

Connectボタンを押すと繋がります。何か警告がでておりますが今日はもうおしまい…🤤

参考

余ったスマートフォンをPCのサブディスプレイに

Firewalld編~サーバーへ不要な通信はさせない~ – Linuxセキュリティ入門(2)