kritaで使うためにXP-Pen Artist 15.6 Proを買いました

ずっとWACOMの板タブBAMBOO CTH-670を使い続けてきましたが、思い切ってXP-Pen Artris 15.6 Proを購入してみました🎉ずっと買い替えたいとは思っていてLinuxで使える液タブを探していたのですが、なんせ未知の領域だったのでなかなか購入に踏み切れない状態でした。kritaはLinuxで動かしてるときが1番挙動がしっかりしているし、どうしても普段使いしてるLinuxで使いたかったので、意を決しての購入です。

XP-Pen Artist 15.6 Pro、製品名の“15.6”は画面の大きさを表しています。“Pro”が付いている製品と付いていない製品がありますが、傾き検知が欲しかったのでProの方を選択しました。これでkritaの傾き検知に対応したブラシが使えるようになります。

今回購入の決め手となったのは、XP-PenがKrita対応を謳っていて、かつLinux用のドライバを用意してくれているところでした。と言っても、このLinux用のドライバだけは傾き検知だけがどうしても機能しないので結局使わないのですけどね😅でも、Linuxを視野に入れてくれているところがとても気に入ったのです。

   ☆最新版のドライバで傾き検知が動くようになりました🤗

Linux用XP-Penドライバでついに傾き検知が動作するように!

そこで、Linux用の公式ドライバでは傾き検知が動作しないと書いていたんですが、2021/08/26に公開された公式のXP-Penドライバを入れてみたところ、ななななんと!傾き検知が動くようになっていました!!今回はXP-Penの各ボタンの設定について見ていきたいと思います。

トップ画像は、開封してMacBook Airに接続してみたところです。

電源供給も全部Macで補えています。
液タブは初めてなんですけど、配線が多くてなんかPCが乗っ取られてるみたい…💧板タブと違って周辺がゴチャゴチャしちゃうのが結構鬱陶しいです。液タブの仕組みを考えると、これは他の液タブにも言えることみたいですね。

ディスプレイは梱包用のフィルムを剥がしてもその下に保護用のフィルムがきっちりと貼られていました。別売りで買わずに済んで良かったです!ありがたい!!

付属のスタンドは脚を出そうとすると結構固いので、じんわりと強く押し込むとなんとか出せました😅

セッティングを終えて描き始めてみると、着色するときに細かいニュアンスが描けるようになっていて感動しました。筆圧レベルが以前は1024だったのが8192になってるからね…!すっかり世界が変わってしまいました😳

良い道具は良いですな…早く買い換えれば良かった。思ったように描けるのでストレスフリ〜です✨Amazonのセールで買えて良かったよ…!

さて、この液タブのLinuxでのセッテイングですが、公式が配布しているドライバを利用せずにやろうとすると、結構複雑で理解するのが大変でした。

特に液晶の横に付いているエクスプレスキーとホイールの設定が難しいです。はじめudevを利用したキーマップを試していたのですが、エクスプレスキーから送られてくるキーコードとkritaで設定したショートカットキーの折り合いが悪くて上手くマップできないところが出てきてしまいました。もう少し上のレイヤー(と表現したらいいのでしょうか…)でキーマップしたいと探していたところ、xkeysnailというキーマッパを使うと全てのボタンにkritaのショートカットを簡単に登録できるようになりました。ですが、公式のドライバで実現しているようなホイールボタンに複数機能を持たせる方法がわからない😖

公式のドライバでは、一番下にあるエクスプレスキーを数回押すことで、ホイールの機能を“ズーム”“ブラシサイズの変更”“スクロール”“キャンバスの回転”と順番に変更することができるのです。

とても便利そうだし、ここまで来たらそれらの機能も使えるようにしたいなぁ💪
最悪pythonで少しコーディングが必要かなとか思っているところです。python嫌いなんだけど😑

と、今の所そのような感じなので、XP-Pen Artist 15.6 Proの設定について今後まとめていけたらと思います。

セッティングについては、いつも参考にしているkritaの開発者のひとりでありアーティストのDavidさんが公開しているXP-Pen Artist 24 Proのレビュー動画とその解説記事が大変参考になりました。
この方の動画で、Linuxで液タブを動かす状況が良くわかったのも購入のきっかけになりました。ありがとうございました。

Licensed under the Creative Commons Attribution 4.0 International:

Attribution: David Revoy