クリスマス前にkrita5.0がリリースされて、ずっと楽しみにしていたタイムラプスの機能が使えるようになりました😀嬉しい!
さっそくタイムラプス機能を使って飼い猫をモデルに絵を描いてみました。バッチリ、メイキング動画が録れてます!
というわけで、今日はタイムラプス機能について詳しく見ていきましょう。
尚、タイムラプス機能を利用するためには、別途FFmpegのインストールが必要です。前回の記事で詳しく取り上げているので、必要であれば見てみて下さい。
krita上でアニメーションを再生するところまではできるのに、gifアニメーションにしたくて普通に保存すると、ただのgif画像になってしまいます😥どうやらアニメーションの動画ファイルを保存するにはFFmpegというツールの設定が必要らしいので、詳しく見ていきたいと思います。
Recorderドッカーを表示する
タイムラプスの録画はRecorderドッカーから行うので、まずはこのドッカーを表示させます。
kritaを起動したら上のメニューから 「設定>ドッキングパネル>Recorder」 とたどり、チェックを付けます。これでRecorderドッカーが表示されます。
録画する
早速撮影してみたいと思います。
上のメニューから「新しいドキュメントの作成」でキャンバスを作成したら、Recorederドッカーの「Recored」ボタンを押して、録画を開始します。
描いているときだけ録画されるので、途中で休んだり、ちょくちょく止まりながら描いても大丈夫です☕出来上がった動画を後で見てみると、バーっと一気に描いたようになります👌
録画されてるかは、kritaのウィンドウの下にある「●Rec」の丸が赤くなっているかで確認できます。
録画を止めるときは、Recordドッカーの「Stop」ボタンを押します。
動画を書き出す
「Stop」ボタンを押しただけでは、未だ動画はできていません。となりにある「Export」ボタンを押して、動画を書き出します。
「Export」ボタンを押すと、次のようなポップアップが開きます。
「FFmpeg:」の項目で、自分がインストールしたFFmpegが指定されていることを確認します。自動で指定されるとは思いますが、念の為。
「出力:」の項目では、動画の形式を指定できます。今回はすでに指定されているmp4にしました。
「Video location:」の項目には、動画の保存先が表示されています。ドキュメント名がそのまま動画名になります。ドキュメント自体の保存がまだの場合は [未保存].mp4 という動画名になるので、ここのファイル名をきちんとしたものに書き換えておくと後で驚かなくて済みます😅
他の項目はそのままで「Export」ボタンを押し、動画を書き出します。
完了すると次のようなポップアップが出ます。
「Watch it!」をクリックすると、出来たメイキング動画をすぐに再生できます。
「Show in folder」は出来たメイキング動画が保存されたフォルダを開きます。
フォルダを確認してみると動画ができてますね😄
作業を中断したらどうなるの?
作品を保存しておけば、次にkritaで同じ作品を開いたときに前回の録画の続きからタイムラプスが録画されます。録画ボタンは自動でONにならないので、描く前に忘れず押しておきます。
録画をやり直したい
Recordドッカーの「Manage Recordings…」というボタンをクリックすると、これまでに録画されたタイムラプスが作品ごとに表示されます。この中から今制作している作品のタイムラプスを選択し、「保存せずに閉じる」というボタンを押します。
これで今までの録画が削除されるので、まっさらな状態から録画をやり直すことができます。
要らなくなったタイムラプスもこの方法でこまめに削除しておくと、ディスクの容量が圧迫されなくて良いと思います。
動画がぼんやりしていて薄暗い
Recordドッカーの「Format:」をPNGにします。
処理の負荷が高くなることと、ディスクの空き容量に注意が必要です。