新調したゲーミングPCに入れたfedora35のiBusを設定する

前回は既にWindows10が入っているPCにFedora KDE Plasma Desktop35をインストールしました。

新調したゲーミングPCをWindows10とfedora35のデュアルブートにする

既にWindows10が入っているゲーミングPCにFedora35 Spin KDE plasma をインストールします。私のPCだとグラフィックボードの問題で画面がフリーズしてうまく起動できないのですが、KMSという機能を利用しないように設定することで解決できました。

今日は日本語が入力できるようにしていきます。

mozcのインストール

iBusがインストールされていることを確認します。

# dnf list installed | grep ibus

日本語入力には、今まで通りibus-Mozcを利用したいと思います。
ibus-Mozcをインストールします。

# dnf install ibus-mozc

ibusの設定

ibusを起動します。

$ ibus-setup

以下のようなポップアップが表示されるので、OKを押します。

ibus-setup

更に次のようなメッセージが表示されるので、.bashrcに指示通り追記します。

ibus-msg

ログインしたときにibusを自動起動するための一文も追記して、.bashrcはこのような感じになりました。

export GTK_IM_MODULE=ibus
export QT_IM_MODULE=ibus
export XMODIFIERS=@im=ibus

ibus-daemon -drx

📕IBus-ArchWiki

OKを押して、ポップアップのメッセージを閉じるとIBusの設定が開きます。
「入力メソッド」のタブ>「追加」ボタン で「入力メソッドの選択」を開きます。
日本語>Mozcと選択して追加ボタンを押します。

select-input
set-mozc

「一般」のタブ>次の入力メソッドの「…」ボタン で全角半角ボタンを登録します。これで、入力切り替えができるようになりました。

zenkaku-hankaku

設定を保存したら、再起動します。

問題点

全角/半角キーでMozcに切り替えはできますが、デフォルトの入力モードが直接入力になっており、すぐにかなを入力することができません。ひらがなが入力できるように更にKanaキーを押す必要があります。その後は半角/全角キーで英数とひらがなを切り替えできますが、ログインするたびにこの操作が必要なので面倒です。

なんとかしたいけど、Mozcのショートカット設定をいじっても解決しなさそうですね🙄❓ibusの設定でなんとかできる感じでもないし…。

デフォルトの入力モードをひらがなにする

以下のドキュメントに設定方法が書かれていたので実際にやってみました。

📕Is there a way to set hiragana as default?-Issue #381 google/mozc

~/.config/mozc/ibus_config.textproto

engines {
  name : "mozc-jp"
  longname : "Mozc"
  layout : "default"
  layout_variant : ""
  layout_option : ""
  rank : 80
}
active_on_launch: True (←Trueに変更ました)

設定を保存したら再起動します。

確認してみると、デフォルトがひらがなになっていました🎊