最近のイラストの描き方を少し勉強してみようかと思い立って積み本になっていた「キャラ塗り上達術 決定版」という本をきちんと読んでみることにしました。
この本の特典にサイトから練習用の線画がダウンロードできるようになっているのですが、線画のファイルはclipという形式のファイルです。
このファイル形式はkritaでは開けないので、kritaで開けるファイル形式になんとか変換しようというのが今日の試みです。
イラストの描き方云々より正直これが一番手間がかかるのでは💦
XnViewについて
さて、これらのファイルをkritaで開けるようにどうにかしてPSD形式に変換する必要があります。(勿論JPEGなどkritaで開ける形式なら何でも良いと思います。)クリスタの体験版ではファイル形式を変換する機能がロックされていて出来ないため、別の方法で何とかするしかありません。
調べてみたところ、唯一XnViewという画像ビューアがclip形式のファイルをサポートしているようでした。このビューアで画像が見れてファイル形式も変換できます。このソフトはPierre Emmanuel Gougelet氏が開発したソフトで、商用利用の場合のみライセンスの購入が必要です。Linux版は商用利用でもフリーで使えるようです。入れてみた感じLinux版をきちんと動かそうとすると骨が折れそうですね。気が向いたらまた別の記事にします。
そんなわけで、今回はWindowsでの作業になります。
XnViewのインストール
XnViewのサイトに行き、Procuct>XnViewと選択します
タブのようにメニューが並んでいるところに「Downloads&Purchase」という項目があるのでそれをクリック
Windowsの項目で「Setup Win 64bit」をクリック(今回の作業はWindowsでしています)
ダウンロードが終わったらダウンロードフォルダに入った「XnViewMP-win-x64」をダブルクリックして実行します
実行すると使用言語を聞かれるのですが日本語がないのでEnglishにします
※どういうわけかOKボタンが表示されている部分はスクショから見切れてしまいました。以降のスクショも全部見切れています…
同意を選択して次へ
Select Destination Location はそのまま次へ
Select Start Menu Folder もそのまま次へ
Select Additional Tasks は以下の通りにしました。デスクトップにショートカットを作成して、クリック起動には登録しないようになります
これまで選択してきた設定が確認のため表示されます。確認したらインストールします
インストールが完了すると以下のようになります。「XnViewMPのサイトを開く」にチェックが入っていましたが見ないので外しました
XnViewでファイルを表示してみる
予めダウンロードしておいた線画データを解凍します。線画データはzip形式で圧縮されているので、このファイルを右クリックして「すべて展開」を選択します
※ そのままokを押すと同じDownloadフォルダに解凍された線画データの入ったフォルダが作成されますデスクトップにXnViewのショートカットが作成されているのでダブルクリックして起動します
左側のペインにフォルダが表示されているので、「ダウンロードフォルダ」を選択します
ダウンロードフォルダの中身が表示されるので、先ほど解凍した線画データの入ったフォルダをダブルクリックします
線画のファイルが一覧表示されました
XnViewでファイル形式を変換してみる
このソフトを使ってファイルをPSD形式に変換していきます。しかし実際に使ってみると、clip形式のファイルが表示できてPSDファイルにも変換できるのですが、画像サイズが小さくなってしまうというバグがあることが分かりました。色塗りの練習を試す分には塗る面積が小さくなって楽なのでこのまま変換しています。XnViewのバグレポートの日付を見る限り修正は期待できない気がするな…。
線画の画像一覧が表示したらファイル形式を変えたいファイルを選択します(ShiftもしくはCtrlを押しながら複数選択可)
ウィンドウの上部にあるツールバーから ツール>一括変換 とたどります
一括変換のウィンドウが開くので「入力」タブをクリックして、先ほど選択したファイルが表示されているかを確認します
「出力」タブをクリックして『形式』の項目からPSDを選択します
変換ボタンを押すと元の線画データの場所と同じところに「元のファイル名_result.psd」という名前で変換後のファイルが作成されています
※変換したファイルを別の場所に作成したい場合は「出力」タブの『出力』の項目で設定できます
これで線画の準備が完了しました!