スーパーファミコンを修理してみたい!お掃除編

子供の頃から慣れ親しんだゲームは何歳になっても意外と楽しくプレイできるものです。私の場合はパネルでポンとダライアスツインがお気に入りで、DSやwiiのバーチャルコンソールで毎回買い直すぐらい好きでした。

引っ越しを機に最新のゲーム機以外は全て手放したのですが、どうしてもまたプレイしたくなってしまったので実家のSFCを送ってもらうことにしました✌
エミュレータとかswitchを買えばいいというのもあるのですけど、修理する方が面白いから修理します。全然壊れても良いので遊んでみましょう。

こういうときじゃないと、なかなかこういうことってできないので。学生のときの毎週あった電気回路の実験は結構好きで積極的にやってたのですが、社会人になると、そもそもそういった知識なんて無いでしょって思われて見せてももらえないから、ホントつまらなくて嫌だったなー。

今のゲーセンのアルバイト先はありがたいことに店長が分け隔てなく見せてくれて教えてくれるし、お店のゲーム機が壊れたときの原因の特定で実験での知識が役に立ったりして、結構楽しいんだよね。なんだか懐かしくなってまた電気回路に興味が出てきました。

今回やったのは分解&清掃作業のみでしたが、ゲーセンで教えてもらったコツなんかがちょこちょこと活かせてスムーズにできました!やっぱりこういうことしてるのが一番楽しい😆

なんでも挑戦させてもらえた高専時代に戻りたいなってどうしようもないこと、最近よく考えてる。

現状

そんなわけでまずは動作確認をしたところ、通電はしていて、スイッチON/OFFを10回ぐらい行うと1回は色の抜けた乱れた映像が映るという状態でした。

調べてみると映像の問題はコンデンサの寿命によるものが多いらしい、ということが分かりました。でも、本当にコンデンサが駄目になっているのかが判りません。特に膨張しているとか液漏れはしていませんでした。基板についたままの状態のコンデンサは測るのが難しそうです。コンデンサの仕組みを考えると部品を壊してしまいまそうな気がします。実験のときはブレッドボードを使っていたから測定できたのかーとか思った。

やっぱりいきなり付け替えるのもどうかと思ったので、まずはゲーム機本体の中を開けて掃除をすることにしました。

分解と掃除

いろんな方がSFCの修理動画をアップしているので、それらを参考にしながら分解してみました。

サウンドユニットが別になっているので初期型のようです。サウンドユニットはさっさと取り外してしまって画像には写っていないのですが、ちゃんとあります😅(ネジを貼り付けたメモ用紙の下に置いてあります。)

分解できたので、無水エタノールでそれぞれのパーツの汚いところを拭きました。基板の綺麗なところは変に触って綿棒の繊維とかが入って駄目になったら嫌だったので極力触らないようにしました。

本体の前側、平たい金属のカバーで覆われた部分の基板はきれいでした。少し見えてる埃を払っただけです。

後側の映像関係のコンデンサがたくさん並んでいるところは埃が溜まっていたので、ここを重点的に拭き取りました。
あと、出力端子のところも。

基板をよく見てみると、薄い透明な糊みたいな膜に茶色いシミみたいなものがあったのですが、調べてみるとこれはハンダのヤニがそうなるらしいです。特に気にする必要はないとのことなのでこれはあまり拭き取らないようにしました。

とりあえずこれで、サウンドユニットと電源スイッチを取り付けて、カセットを挿して動作確認してみたところ、一発で起動するようになりました✌映像は変わらずなので今度はコンデンサを交換してみたいと思います。

ヒューズが飛んだ

何回かスイッチON/OFFを試して他のソフトも試そうとしたところ、電源が点かなくなってしまいました!!LEDが光ってない…😭
何でなんでー!?とりあえず電源がどこまで来てるのかを確認したい…!

まずはちゃんと電源が供給されているかが分かればよい気がするね。
アダプターが刺さってるあたりを測ればいいはずだけど🤔

テスターは学生のときに作ったものがあったのでSANWA KIT-8Dを使いました。10年以上経っているけれどちゃんと動いて感動✨

今回の場合だと「電源がどこまできているか」が知りたいわけだけど、実際にやってみるとどこをどういう順番で調べたら問題なく確認できるのかって難しいですね。

↓こちらの動画がわかりやすかったので同じように測ってみました。

回路図も見て、測り方を確認しとこう…。

★sfc回路図

針が14Vを示したので電源は来てる。動画と同じようにヒューズも測ってみたところ、抵抗値が∞になってしまいました。
どうやらヒューズが駄目になってしまったようです。でもどうして🤔古くなっていたからそうなった、というのもタイミングが良すぎるし、掃除したことで大きい電流が流れる原因を作ってしまったのかな。こわ😫何かゴミが原因???

どうしようもないので、ヒューズとついでに100μFのコンデンサをポチって一旦終わり。部品が届いたらまたやりましょう。

スーパーファミコンを修理してみたい!はんだ付け編

スーパーファミコンを修理してみたい!はんだ付け編

子供の頃から大好きな「パネルでポン」と「ダライアスツイン」を再び楽しむため、古いスーパーファミコンを修理します!今回はヒューズとコンデンサをはんだ付けしたいと思います。