スーパーファミコンを修理してみたい!はんだ付け編

必要な部品が届くのにあれから2週間ほど待たないといけなかったので、別のことをやっているうちに結構時間が空いてしまいました。

結論から言うと直りました✌どんなもんだい。

一発で綺麗な画面が表示されるようになって、快適です。

ただ、問題もまだ残っています。そのひとつがソフト。読み取り部分にサビのようなものがあったり少し剥げているようなものは全然映りません。

無水エタノールで拭き取って綺麗にしてみたのですが、特に読み取り部分が剥げているものには全く効果がありませんでした。そりゃそうだ。

ソフトについてはまた別で少しずつ直していければいいかな。

というわけで、今回は前回の続きからでヒューズとコンデンサの交換について詳しく見ていきたいと思います。

↓前回
スーパーファミコンを修理してみたい!お掃除編

スーパーファミコンを修理してみたい!お掃除編

子供の頃から大好きな「パネルでポン」と「ダライアスツイン」を再び楽しむため、古いスーパーファミコンを修理します!今回は内部の掃除の過程を記載しています。

準備したもの

Schematics, Ports, and Pinouts | Super Famicom Development Wiki

ヒューズを交換する

まずはヒューズを交換します。駄目になっているヒューズを取り除くために、ヒューズの両端のハンダを、はんだ吸い取り線を使って除去します。

やっていて思ったんですけど、なんかめちゃくちゃ吸い取りにくい!!吸い取りたいハンダ部分に吸い取り線を当てて、上から半田ごてをじんわり充てれば吸い取れるはずなのに全然駄目やんけ🥺

学校での実験のときとか会社の実習でやったときは、もっとシュッときれいに取れたのになんか全然吸い取れない!吸い取り線の温度が上がりきってないのかなぁと思ってじーっと当てていてもイマイチ。

もう面倒臭くなったのでハンダを溶かしながらピンセットで部品をつまんでピッっと取っちゃいました。

基板に残ってるハンダはそのまま利用して新しいヒューズをズブっとくっつけた。イマイチな仕上がり…😢はんだ付け結構得意なのにな。

画像で緑の部品が新しいヒューズです。

fuse

どうでしょ。一旦組み立てて通電するか確認してみたところ、本体の赤いLEDが点灯したので第一段階はクリアです🎉

半田ごてが酸化した

やっぱり半田ごてがおかしい気がする!

試しに適当にハンダをこてに当てて溶かしてみると、ハンダがこての先端から弾かれて丸い粒が量産されます🥺ナニコレ見たことない状態。

調べてみると、この状態は半田ごての先端が酸化するとこうなるらしいです。変な使い方した覚えはないんだけどな…😢結構安い半田ごてだったからそのせいかもしれない。

普段仕事で回路をいじってる知人に聞いてみたところ、温度調節機能がないものやニクロム線ヒーターは経験則的にこうなりやすいとのこと。あまり頻繁に使わないから取り敢えず安いので…というのは良くなかったです。

使う前にハンダで先端をコーティングしておくのが良いようですが、なんか始めっから少しハンダを弾くような感じがしてたし。

もうあと3000円ほど出して温度調節機能がついているタイプのものを買うべきでした。

↓職場で使ってるやつはこれだった。ちくしょー

半田ごてのメーカーサイトに、酸化を取るにはケミカルペーストが良いと書いてあったので仕方なくポチることにしました。こて自体の買い直しも考えたけど、まぁ酸化の除去も経験してみよう。急いでないし。

↓こちらを購入

半田ごての酸化を除去する

届いたケミカルペーストを使って酸化を除去します。

半田ごてを温めたら、ペーストにずぶりと挿してみました。ペーストが溶けるので小さく混ぜ混ぜしてみた😌

全然取れない!!!全然取れなかったです!!!!

ここまで黒くなっちゃうと駄目なのか。

仕方がないので先端の黒くなっているところを薄く削ってみることにしました。
どうでもいいマイナスドライバーがあったので、これで適当に削ります😭
大丈夫かなぁ、心配だ。

remove

画像のように黒い部分が取れて金属の光沢が見えてきたところで、スイッチを入れてハンダでコーティングしてみました。今度はいい感じです!

これでこての先端が、ハンダを弾かなくなりました。

基板のコンデンサをもぎ取る

やっと修理の続きができます🥺

コンデンサを付け替えをしていきましょう。

うちはS端子接続なので基板上のC59とC60のコンデンサを交換してみることにしました。ダメそうだったら後でC57とC58のコンデンサも交換してみよう。

ここのコンデンサを外すには、ペンチでねじり切るのが良いようなのでやってみることに。

ちょうどビーズアクセサリーやワイヤーアートジュエリー用に使っている精密ヤットコで掴めそうだったのでこれで捻じり切ってみることにしました。捻じり切るので基板のプリント部分が剥がれないように注意が必要らしいですが、このヤットコはしっかり掴めるし細かく力を加減しやすいから大丈夫でしょ。アクセも既製品みたいに綺麗に作れる良い道具です。お気に入り。


綺麗にもぎ取れたので、新しいコンデンサを付ける前準備としてハンダを付けておきます。

capacitor

新しいコンデンサを付けてみました。半田ごてがマシになったとはいえ本調子じゃないので微妙な感じにくっついてます。基板とハンダが接してるとこ大丈夫かなぁ。もうちょっとぺたっとくっついて欲しいんだけどな…(もうこてのメンテナンスで疲れて面倒になってきたからはよ終わりたくなってる)

new-capacitor

修理が完了したので、SFCを元の状態に組み立て直します。
ソフトを抜くための部品の取り付けが地味に難しかった。バネみたいなやつの向きがわからん🥺

rejecr

組み立て終わったのでスイッチを入れます。確認に使うソフトは、分解する前にちゃんと起動してたパネルでポンです。

はい!

panel-de-pon

映った😭嬉しい〜!!このままハードモードでクリアするまでやりました✌

他の問題

2つあるうちのコントローラーのひとつが、スタートボタンが効かなくなっているようです。こちらも暇なときに直してみたいと思います。

ソフトも複数試したのですが、今回映るのを確認できたのがパネルでポンとぷよぷよ通のみでした。ダライアスツインや他のソフトもなんとか復活させたいです😌

おしまい。