kritaでは、ブラシに自分の好きな名前で「タグ」を付けることができます。
例えば、厚塗りをするとき自分がよく使うブラシに「厚塗り用」といった名前のタグを付ければ、ブラシDockerやポップアップパレットでそのタグを選択すると厚塗り用のブラシだけを一覧表示できます。
この機能、とても便利なので色んなタグを登録して使っているのですが、登録したタグを他のデバイスのkritaでも使いたい場合はどうしたら良いのでしょうか。
普段私はlinuxでkritaを使っていますが、linuxの調子が良くないので、windows版のkritaで作業しようとしたところ、タグがないとかなり不便で…。
なんとか登録したタグをwindows側のkritaに持ってきたい!
というわけで、今回はタグの設定を別のkritaに持っていく方法を調べました。
いつも使っているkritaのタグの設定を取得する
タグの設定が保存されている場所は、Linuxだと以下になります。pointoppresetsディレクトリをまるっとコピーしてwindows側の環境からアクセスできる場所に保存しておきます。
/home/fukari/.local/share/krita/paintoppresets
別のkritaにタグの設定をロードする
先ほど保存したタグの設定を、Windows版のkritaで使えるようにします。
まず、windowsで以下フォルダを開きます。
C:¥Users¥Fukari¥AppData¥Roaming¥krita
フォルダが探しにくければ、スタート>Windowsシステムツール>ファイル名を指定して実行 をクリックして以下のように入力します。
これでAppDataフォルダ内を表示できるので、Roaming>kritaとフォルダをクリックしていきます。
この場所にwindows版kritaのタグの設定が保存されているので、既にpointoppresetsというフォルダが存在していると思います。
これは一旦デスクトップにでも退避しておいて、先ほど保存しておいた、いつも使ってるタグの設定が入ったpointoppresetsを貼り付けます。
kritaを起動して確認する
以上で作業は終了です。kritaを起動していつものタグが表示されるかを確認してみてください。
私はkritaのプリセットブラシしか使っていないのでこれで問題なく動きましたが、追加でブラシを入れている場合は別途ブラシを入れる必要があるでしょう。
まとめ
以下の場所にpointoppresetsのフォルダがあるのさえ知っていれば、古い環境から新しい環境へコピペしてタグの設定を引き継げます💡
Windowsの場合
C:¥Users¥Fukari¥AppData¥Roaming¥krita
Linuxの場合
/home/fukari/.local/share/krita